Proftpdのローカルタイム設定
ProFTPDを利用してftpサーバを構築する際、セキュリティー向上のためchroot環境をしばしば利用します。これにより、ログインしたユーザのホームディレクトリ以下しかアクセス不能になります。
しかし、この機能を利用した場合、ファイルのタイムスタンプがGMT(国際標準時)に設定されてしまう不具合が発生します。ここではその不具合を設定ファイル変更で解決する手順を紹介します。
proftpd.confの修正
proftpd動作環境を変更するため、proftpd.confの修正を行います。FreeBSDシステムにportsからproftpdを導入した場合には
/usr/local/etc/proftpd.conf
を修正します。修正は、下記の1行をグローバル設定として導入するのみです。
SetEnv TZ JST-9
設定導入後、proftpdの再起動を行います。
Proftpdの再起動
FreeBSDにports collectionからproftpdを導入したシステムではproftpd起動スクリプトは
/usr/local/etc/rc.d/proftpd
にあります。このスクリプトを利用して下記のようにproftpdの再起動を行います。
/usr/local/etc/rc.d/proftpd restart
以上で作業は完了です。