Linuxシステムへの無償版DB2(DB2R Express-C)インストール
IBM社が提供するデータベースマネジメントシステム(DBMS)の無償版(DB2R Express-C)をLinuxシステムに導入する手順を紹介します。
DB2はAIXシステムなどでよく利用される信頼性の高いデータベースシステムです。DB2R Express-Cは中小・中堅企業向けの
DB2 Express Edition for Linux and WindowsRとほぼ同等の機能が提供されています。開発者、パートナー様あるいはお客様が、無償で信頼性の高いDB2 Express-Cを評価、開発、使用することができます。詳しくは、
IBM社ウェブサイトをご覧ください。
ファイルダウンロード
IBM社ウェブサイトダウンロードページからアーキテクチャに応じたインストールパッケージを取得してください。ここでは、Linux 32-bit(x86)用を対象にします。また、ダウンロードにはIBMユーザIDが必要になります。事前に登録をお済ませください。
関連パッケージのインストール
ここでは、Fedora Core 8 に対するインストールを行います。DB2インストールに必要な追加パッケージは次の通りです。
DB2R Express-C インストール
取得したパッケージ(db2exc_950_LNX_x86.tar.gz)を任意のディレクトリに展開します。
# tar xvzf db2exc_950_LNX_x86.tar.gz
展開したディレクトリ(exp)に移動し、セットアップコマンドを実行します。
# cd exp
# ./db2setup
セットアップコマンド発行により、DB2セットアップランチャーが起動します。
画面左側の「製品のインストール」をクリックします。
画面中の「新規インストール」ボタンをクリックします。
内容を確認のうえ、「次へ」をクリックします。
ライセンス条項に同意のうえ、「次へ」をクリックします。
お好みに合わせてインストール・タイプを選択してください。ここでは「標準」を選択しています。
インストール設定を保存する応答ファイルを指定します。
root権限でインストールする場合にはインストール先を指定できます。
DB2 Administration Server(DAS) を実行するユーザを作成します。
インスタンスの作成をここで行います。
DB2インスタンスを実行するユーザを作成します。DB2へのアクセスはこのユーザを利用して行います。
fencedユーザを作成します。
以上で設定が完了です。ここで「完了」ボタンをクリックするとインストールが開始します。
インストールが完了しました。インストール後のステップについてご確認ください。